「車を売りたいけど、どうすればいいんだろう…」
「高く売るコツはあるの?」
「必要な書類は何?」
本記事では車買取の基本的な流れから、高く売るためのコツ、必要な書類までさまざまな悩みが解決できます。

初めて車を売る方でも安心して進められるように、車買取の基本的な流れからわかりやすく解説していきます。
車買取の基本的な流れ


車を売るには、売却方法を決め申し込みをするところから、お金を受け取るまでの6つのステップがあります。
車売却までの流れを理解することで、スムーズに車を売ることができ不安を減らせますよ。
売却方法を決める


車の売却方法は大きく分けて以下の3つの方法があります。
- 買取業者に売却
- ディーラーに下取り
- 個人売買



当サイトでは買取業者に売却することをおすすめします。
買取業者に売却するメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
手続きが簡単 車の状態に関わらず買取 安全な取引 | 複数業者との交渉が必要 |
買取業者が書類作成や手続きを代行してくれるため、売買の手続きが簡単です。
動かない車や事故車などさまざまな状態の車も買い取ってくれるので売却がスムーズにできます。
専門知識を持つ買取業者を通すことでトラブルが少なく、安全に取引ができます。
ディーラーに下取りしてもらうメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
手続きが一括で行える 新車の値引き交渉がしやすい | 下取り価格が低め 新車購入が前提 |
ディーラーの下取りは、新しい車を購入する際に現在乗っている車をディーラーに引き取ってもらうことです。
メリットは手続きは簡単、デメリットは他の業者との競争が無いので売値が安くなることが多いです。
個人売買のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
自由な価格設定 多様な販売手段 | 手続きの煩雑さ 相手が信頼できるかどうかの判断が難しい 買い手を見つけるまでに時間がかかる |
車の個人売買はディーラーや買取業者を通さずに個人同士で車を売買する取引です。
高額で車を売却できる可能性がある一方で、手続きも個人ですべて行うので手間がかかります。
名義変更トラブルや入金トラブル、その他のトラブルリスクも高いので、車の個人売買に慣れている人以外はおすすめしません。
必要書類を準備する


車査定を受ける時には以下の書類が必要になります。
普通車と軽自動車では揃える書類が異なります。
普通車 | 軽自動車 |
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車検証 自動車税納税証明書 自賠責保険証 自動車リサイクル券 実印・印鑑登録証明書 委任状・譲渡証明書 | 車検証 自動車税納税証明書 自賠責保険証 自動車リサイクル券 認印 |
以下は必要書類の詳しい説明になります。
項目 | 補足説明 |
---|---|
車検証 | その車が誰のものか、型式、年式、走行距離など、車の基本的な情報を記載した公的な証明書 |
自動車税納税証明書 | 車の税金を払ったことを証明する書類。 納税状況は、車両の維持状況を判断する一つの材料となる。 |
自賠責保険証 | 車両保険に加入していることの証明する書類。 自賠責保険の有効期限や種類を確認することで、車両の状況をより詳しく把握することができる。 |
自動車リサイクル券 | 自動車のリサイクル費用を支払っていることの証明。 |
書類の他にも、書類以外で揃えておくと良いものがあります。
- 整備手帳(メンテナンスノート):車の購入時から現在までのメンテナンスや修理・点検の詳細が記録されているので整備状態の証明となる
- 取り外した純正品や付属品:多くの買取業者は、純正品が揃っている車を高く評価する傾向があります
- 取扱説明書:車の操作方法やメンテナンス方法を簡単に確認できる



整備手帳(メンテナンスノート)は、整備状態の証明となり、査定額が上がることがあります
車の査定を受ける


車を高く売却するためには、複数の業者に査定を依頼することが重要です。
一括査定サイトを利用すれば、一度に複数の買取業者に査定依頼をすることができるため、高値を提示してくれる業者を見つけやすくなります。
しかし、一括査定サイトのデメリットは、多くの業者から連絡が来るため対応が大変なことです。
一括査定サイトの業者でも、上位3社だけが連絡を取るシステムのサイトを利用すれば対応が楽になります。



一括査定サイトは種類豊富、使いやすいサイトを選ぼう!
売買契約をする


査定額など諸条件に納得したら、必要書類を準備し売買契約を結びます。



キャンセル手続きは大変なので、疑問があれば全て解決してから売買契約を結ぼう
車両を引き渡す


スペアーキー、リモコンキーなども含め、車両を引き渡します。
車両を引き渡す際には、以下の点もチェックしてください。
- カーナビに登録している個人情報などの削除
- ETCカードなどの取り忘れ
- シートの下、トランクなど車内に置いてある荷物は全て降ろす



車を引き渡した後、自宅へ帰る交通手段も確保しておくことを忘れないでね
入金確認をする


指定した口座に入金が確認出来たら、売却取引は終わります。
入金されるまでの期間はおおよそ2日~7日となっていますが、銀行の営業日によっても異なります。
あらかじめ入金日を担当者に確認しておくと安心です。
高く売る方法と注意点
車を高く売るためには、査定前にしっかりと準備することが大切です。
査定前にやっておきたいポイントを3つにまとめました。
車の清掃をする


中古自動車査定基準には、外装の状態、内装の状態の項目があります。
評価基準 | |
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外装の状態 | キズや凹みの有無、塗装の状態、ミラーやメッキ部分の状態などが評価 |
内装の状態 | シートやダッシュボードの汚れや損傷、喫煙の有無、臭いなどが評価 |
洗車は査定基準の直接的な評価項目にはなりませんが、好印象を与えることにはなります。
タバコやペットの臭いは車の査定において大きな減点要因になります。
ニオイ対策はできるだけ行うことが重要になります。



車の状態を正確に評価してもらうために、できる範囲で清掃することが大事です
必要な書類やオプション品などはすべて揃える


車の査定前に必要な書類やオプション品を全て揃えておくことが重要です。
売却時の交渉材料として利用できるので、スムーズな取引が可能になります。
整備手帳(メンテナンスノート)には点検・整備履歴や故障履歴が記載されているので車の履歴を確認するのに最適です。
さらに、純正オプション品、取扱説明書、スペアキーなども揃えておくことで、買取業者にとって再販しやすい車両となり高い査定額を得られる可能性が高まります。



売却する車に関するものは全て揃えておこう
複数の買取店に見積もりを依頼


車を売却するときには複数の買取店に見積もりを依頼することで、より高い査定額を得られる可能性が高まります。
査定額に差が生じる理由は以下の理由からです。
- 買取店によって査定基準が異なる
- 各社の在庫状況や需要のバランスが異なる
上記のことから、複数の店舗に依頼することで、最も有利な条件を見つけることができます。
複数の買取店に見積もりを依頼することで、自分の車の適正価格を知ることができ、最も高い査定額を提示した買取店を選ぶことができますよ。



高額買取を望むなら、複数社が査定する一括査定サイトがおすすめ
車買取・車売却のトラブルは専門機関へ相談
車を売却するときに、不安がある場合は専門機関に相談することをおすすめします。
例えば、車の売却後に以下のようなトラブルが発生した場合、速やかに専門機関に相談することが重要です。
- 査定額が大幅に減額された
- 支払いが遅れた
専門機関に相談することで、法的アドバイスや適切な対応方法を得ることができ、問題解決の手順が明確になります。
対象トラブル | |
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日本自動車購入協会(JPUC) | 買取業者との契約に関する問題(契約不履行、支払い遅延、査定額の減額など) |
国民生活センター | 消費者トラブル全般についての相談が可能です。 |



個人で対応するよりも専門知識を持つ機関に任せることで、より迅速かつ正確にトラブルを解決できます。
車買取の流れと必要書類のまとめ
この記事では、車を売ると考え始めてから実際に売却し入金されるまでの流れを説明しました。
最後にこの記事にまとめです。
- 売却方法を決め、買取業者に連絡
- 必要書類の準備
- 車査定
- 売買契約
- 車両引き渡し
- 入金
車を売るにはいくつものステップがあり大変ですが、一つ一つをクリアしていくことで、安心して取引ができますよ。



最後までお読みいただきありがとうございました。
車査定のよくある質問
- 車の査定はどこで行うの?
-
車の査定は店舗に持ち込む方法、出張査定(自宅の駐車場などに来てもらう方法)があります。
出張査定なら手間や時間が省けるのでおすすめです。
- 出張査定が希望だけど、自宅に来てもらうのは困る。何かいい方法はある?
-
コインパーキングなどを利用する方法もあります。
車の周りに広めの十分なスペースが確保できる場所がおすすめです。
ドアの開け閉めがスムーズにできるなど、車査定を行うのに支障がないように配慮する必要があります。
- 出張査定は無料?有料?
-
基本的に無料な業者が多いです。
しかし遠いなどの理由から有料の会社もあるかもしれないので、無料査定できるかの確認を取ることをおすすめします。
- 車の査定時間はどれぐらいかかるの?立ち会わないとダメなの?
-
査定時間はおよそ30分~1時間ぐらいです。
車を査定してもらうときには必ずしも所有者がいる必要はありません。
しかし、査定するときにどのような場所をチェックしているかなどを直接確認することで、次回以降に車の査定をするときの参考になります。
また、買取業者の方に車の状態や査定額などについて、その場で直接質問できるメリットもあります。
- 査定したらその場で、車を売るか売らないか即答しないといけないの?
-
即答する必要はありません。
複数の業者から査定を受けるために時間がかかる場合もあります。
また、家族や周囲の人に相談するなど客観的な意見を聞きたい場合もあるでしょう。
売却を急いでないなら即答せず、冷静に判断する時間を取るのがおすすめです。